業務委託のマーケター・デザイナーを3か月で11名確保|D2C企業の採用代行事例

茶色と灰色の円や長方形を組み合わせた幾何学模様 採用支援の実績

スキンケア用品のD2Cブランドを運営するD社は、広告運用・クリエイティブ制作・EC運営を担う人材が足りず、外部の制作会社に月120万円を支払っていました。正社員の採用は時間がかかるため、業務委託(フリーランス)人材の活用を考えたものの、知人の紹介とクラウドソーシングだけでは思うように人が集まりませんでした。

Coreが業務委託人材の採用代行として3か月間支援した内容を、数値とあわせてご紹介します。

案件概要

項目 内容
業種 D2C(スキンケア用品の自社EC)
従業員数 約35名
所在地 東京都(業務委託人材はフルリモート)
募集職種 広告運用、SNS運用、Webデザイナー、動画編集、EC運営、ライター(業務委託)
採用目標 3か月で10名
支援サービス 業務委託人材の採用代行(業務定義・報酬設計・募集・選考・契約準備)
利用チャネル フリーランス向けエージェント2社、スカウト型マッチングサービス、SNS
支援期間 3か月

支援前の課題

支援開始前の状況は次のとおりです。

指標 支援前の数値
業務委託の契約人数 2名
募集開始から候補者提示まで 平均34日
選考にかかる社内工数 月40時間
契約から3か月後の継続率 50%
外部制作会社への外注費 月120万円

任せたい業務が言語化されていない

募集文は「マーケティング全般をお任せします」のような書き方で、稼働時間・成果物・報酬の基準が決まっていませんでした。応募者ごとに条件を一から話し合うため、選考に時間がかかっていました。

スキルの見極めがポートフォリオ頼み

クラウドソーシング経由の応募は多いものの、ポートフォリオだけで判断していたため、契約後に期待とのずれが発覚して3か月以内に契約を終えるケースが半数に上っていました。

契約の進め方に不安がある

業務委託で働いてもらう際の指示の出し方や契約書の雛形がなく、社内で判断できる人もいなかったため、契約手続きのたびに止まっていました。

実施した施策

1. 6職種の業務定義書をつくる

現場のマネージャーと業務を棚卸しし、職種ごとに「成果物」「月の稼働時間の目安」「使用ツール」「社内の窓口」をまとめた業務定義書を作成しました。募集文はこの定義書をもとに書いています。

2. 市場相場に合わせた報酬レンジを設定

フリーランス向けエージェントの公開案件と、スカウト型サービスの登録者の希望単価を調べ、職種ごとに時間単価と月額固定の2通りの報酬レンジを設定しました。

  • 広告運用:時間単価4,000〜6,000円、または月額25万〜40万円
  • Webデザイナー:時間単価3,000〜5,000円、または制作物単位
  • 条件を先に示すことで、条件交渉の往復をなくした

3. チャネルを分けて募集し、有償トライアルで見極め

専門性の高い広告運用はエージェント、デザイン・動画編集はスカウト型サービス、SNS運用はSNSでの募集と、職種ごとにチャネルを分けました。書類通過者には2時間分の報酬を支払う有償トライアル課題を出し、実際のアウトプットで判断しています。

4. 契約書の雛形と指示の出し方を整備

業務委託契約書と秘密保持契約の雛形を用意し、「成果物で依頼し、働く時間や場所は指定しない」など、業務委託として適切な依頼の仕方を現場向けの1枚資料にまとめました。

結果

支援3か月後の数値です。

指標 支援前 支援後 変化
業務委託の契約人数 2名 11名 +9名(目標10名に対し110%)
募集開始から候補者提示まで 平均34日 平均9日 約74%短縮
選考にかかる社内工数 月40時間 月6時間 85%削減
契約から3か月後の継続率 50% 91% +41pt
外部制作会社への外注費 月120万円 月74万円 約38%削減

契約した11名の内訳は、広告運用2名・SNS運用2名・Webデザイナー3名・動画編集2名・EC運営1名・ライター1名です。3か月後の時点で10名が契約を継続しています。

外注費の削減分に加え、広告クリエイティブの制作本数が月20本から月48本に増え、広告のテスト回数を増やせるようになりました。

成果につながったポイント

  1. 業務定義書で任せる範囲をはっきりさせ、条件のすり合わせを最小限にした
  2. 有償トライアルで実際のアウトプットを見てから契約し、契約後のずれを減らした
  3. 契約書の雛形と依頼の仕方を整え、業務委託として適切な関係で働ける環境にした

業務委託と派遣の違いや注意点は派遣と業務委託の違いで解説しています。支援内容は採用代行(RPO)のサービスページをご覧ください。

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